食後に気にするべきは「血糖値」であり、とくに高血糖状態の人にとっては食後に運動することで血糖値をコントロールするのがとても重要になります。
まず血糖値について簡単に説明します。
人は食事から炭水化物などに含まれる糖を吸収し、それが血液中にエネルギーとして流れていきます。これが食後に血糖値が上がる仕組みです。
血糖値が上昇すると「インスリン」(血糖値を下げるホルモン)が血液中の糖を細胞に吸収させようと働きます。
そして運動をすると糖がエネルギーとして筋肉に吸収されるため、血糖値を下げるインスリンの効果が高まります。(有酸素運動)
では食事を摂らないで運動を行った場合、どういったことが考えられるでしょうか。
糖尿病の人は血糖値のコントロールが難しく、血糖値が下がりすぎてしまう「低血糖」のリスクが高くなるので運動は食後に実施しましょう。これは高血糖治療に必要な知識の一つです。
食後に運動をするメリットとして、食後の高血糖スパイクとの関係があります。
高血糖スパイクとは血糖値の急上昇のことを意味し、高血糖の人は血糖値が下がることだけではなく、上がることにも注意を払わなければなりません。急速に糖が血液中に大量発生してしまうと、動脈硬化から心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高くなってしまうからです。
メタアナリシス(複数の研究結果)から運動は食後長い間隔を空ける、又は食事の前にではなく、食後にできるだけ早く実施した場合、食後の高血糖(高血糖スパイク)を抑える¹⁾と報告があります。
糖尿病ガイドラインでも食後1時間頃が望ましい²⁾とあります。ですが「食後に運動」というのは「いつでも運動していい」に比べハードルが高いように感じるかもしれません。
ですがスマリハPROは持ち運びに優れているので食卓近くに置いたり、リビングに持ち込むことでおよそ1分で運動が開始出来ます。
もしスマリハPROの運動中に低血糖症状が出た時のために飴玉や軽食を用意しておくとより安心して取り組めるでしょう。
日常生活やスマリハPRO実施中に低血糖症状やそれに近い症状が出た場合は迷わず担当セラピストにご相談ください。
その他健康に関わること、運動に関わること、食事に関わることなど「これって相談していいのかな」と言った事もお気軽にご相談ください。
私たちは皆さんと一緒に目標を達成できるよう全力でサポートいたします。
引き続き血糖値改善のために運動を継続していきましょう。
参考文献
1)Engeroff T, et al. After dinner rest a while, after supper walk a mile? A systematic review with
meta-analysis on the acute postprandial glycemic response to exercise before and after meal
ingestion in healthy subjects and patients with impaired glucose tolerance. Sports
Med,53:849-869, 2023.
2)日本糖尿病学会 編著: 糖尿病治療ガイド 2022-2023. 文光堂.