日頃の活動量を上げる方法4~高血糖状態の改善を目指した呼吸法~

  • 2026年4月22日
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 高血糖状態と呼吸法になんの関係があるのかと疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。実は夜間に呼吸が一定数止まってしまう症状を睡眠時無呼吸症候群というのですが、この症状がある人は症状がない人と比べHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の値が高く糖尿病になる可能性が1.6倍になるという報告1)があります。

 

 無呼吸が続くと睡眠の質が下がり、交感神経が有意となってしまいストレスホルモンが過剰に分泌されることで血圧や血糖値が高くなります。さらに無呼吸はうつ病などの精神疾患とも関係し、うつ病と糖尿病も深い関係があります。

 

 そこで今回は高血糖を軽減する一助となる呼吸法について解説していきます。

 

 その呼吸法とは丹田呼吸法と言います。やり方としては腹式呼吸に近いものですが、特徴として鼻から息を吸うときに丹田というおへそから指3〜4本分下側にある所に息をためる意識をすることです。そして口から息を吐くときは吸うときの倍くらいの時間をかけてゆっくりしっかりと吐き切ります2)。この呼吸法によって副交感神経が働きストレスホルモンが減少することで血糖の改善の可能性があります。

 

 実際にこちらの呼吸法をする時間と、有酸素運動を実施することでうつ症状の改善が見られたという報告があり3)、血糖値の改善も示唆されます。

 

 この呼吸法は様々な症状の改善につながる可能性があるのでぜひ生活に取り入れていただきたいです。「スマリハPRO」の運動プログラムを行う際にも息を止めずに深呼吸を意識しながら運動を行ってみてください!

 

引き続き高血糖改善のために運動を継続していきましょう。

 

参考文献

1)Wang X,et al. Obstructive sleep apnoea and the risk of type 2 diabetes: a meta-analysis 

  of prospective cohort studies. Respirology, 18: 140-146, 2013.

2)日本医師会.”腹式呼吸のやり方”ttps://www.med.or.jp/komichi/holiday/sports_02_pop.html

    (2024.6.13)

3)Alderman BL,et al. MAP training: combining meditation and aerobic exercise reduces  

    depression and rumination while enhancing synchronized brain activity.Transl Psychiatry,  

    6: e726,2016.